A Night At Bird Land Vol.1 / Art Blakey
ビバップの幕開けといわれる名盤のアート・ブレイキーたちの熱い演奏
邦題は「ビレッジバンガードの夜 Vol.1」
バードバップの幕開けといわれる歴史的にも貴重な1枚です。
とにかく私はアート・ブレイキーが大好きです。伴奏の時は控えめにバンドをサポートして、ソロになると豪快なドラムを叩きまくる。前に前にというイケイケのリズムも大好きで、聴いていて本当に元気が出ます。
1曲目のクレジットは「ピー・ウィー・マーケットのアナウンス」となっています。
ピー・ウィー・マーケットとはこのバードランドというジャズクラブの名物司会者で、この畳み掛けるような早口と特徴的な声でこれから始まる熱い演奏を存在感タップリにサポートします。メンバーの一員のような扱いにも納得できます。
アート・ブレイキー名義のレコードになっていますが、アート・ブレイキーが中心となったジャムセッションだったようで、この後「アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ」というバンドへ発展していきます。
若くして亡くなったクリフォード・ブラウンがここに参加しているのも興味深いです。
まさに元気の出る珠玉のジャズ名盤。
超おすすめの1枚です!
曲目
1. Announcement By Pee Wee Marquette
2. Split Kick (Horace Silver)
3. Once In A While (Michael Edwards)
4. Quicksilver (Horace Silver)
5. A Night In Tunisia (Dizzy Gillespie)
6. Mayreh (Horace Silver)
[ Recorded Live at Birdland , New York on February 21 , 1954 Blue Note ]
演奏メンバー
Clifford Brown (Tp)
Lou Donaldson (A.sax)
Horace Silver (Piano)
Curly Russell (Bass)
Art Blakey (Drum)
最後まで読んでいただきありがとうございました!