Art Pepper Meets The Rhythm Section / Art Pepper

最強のリズムセクションに気持ちよく乗っかってますアート・ペッパー


Meets the Rhythm Section

 

1950年代のジャズ界は東海岸と西海岸に分かれていました。東海岸はニューヨークを中心とした黒人を中心に活躍したジャズ。西海岸はウエストコーストジャズといわれて白人を中心としたジャズ。

エストコーストのジャズメンで有名なのはチェット・ベイカー(Tp)、ジェリー・マリガン(B.Sax)、ポール・デズモンド(A.Sax)、デイブ・ブルーベック(P) などなど。そしてアート・ペッパーは西海岸ジャズの代表的ジャズメンです。

 

ジャズの世界で "オール・アメリカン・リズム・セクション" といわれていたのがカウント・ベイシー(Piano)、フレディ・グリーン(Guitar)、ウォルター・ペイジ(Bass)、ジョー・ジョーンズのリズム・セクションです。

そして"ニュー・オール・アメリカン・リズム・セクション"といわれたのがこのCDのリズム・セクションであるレッド・ガーランド(Piano )、ポール・チェンバース(Bass ) 、フィリー・ジョー・ジョーンズ( Drum )の3人だそうです。

この3人はマイルス・デイビスのバンドの最強リズム・セクションですが、マイルスが西海岸に遠征ツアーに行った時に知り合ったのではないかと思います。アート・ペッパーはマイルスが西海岸に来て演奏するときには必ず一緒に演奏したそうなので、レコーディングでは初共演ということになっていますがライブではしょっちゅう共演していたのだと思います。

 

さすがにこのリズム・セクションはキレキレでシャープで躍動感ありありで素晴らしいです。その上に乗ってかって気持ち良さそうに吹いているアート・ペッパーもまた最高です。

 

このCDもまた元気の出る至極のジャズ名盤の一枚です。

 

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曲目

1. You’d Be So Nice To Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birks Works

10. The Man I Love ( bonus track )

 

[ Recording 1957 ]

 

演奏メンバー

Art Pepper (Alt.Sax)
Red Garland (piano)
Paul Chambers (Bass)
Philly Joe Jones (Drum)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします!

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