Sarah Vaughan / Sarah Vaughan With Clifford Brown

哀愁溢れるサラ・ボーンとクリフォード・ブラウンの熱い共演です


Sarah Vaughan With Clifford Brown

1曲目ララバイ・オブ・バードランドのスキャットはそらで歌えるほど覚えてしまいました。スキャットの前にロイ・ヘインズの長めのドラムソロがありますがこれがまた秀逸。そしてサラ・ボーンのスキャットとハービーマンのフルートとクリフォード・ブラウンのトランペットとの掛け合いが絶妙で鳥肌がたちます。一度聴いたらまたすぐ聴きたくなります。何度も何度も繰り返し聞いた一枚です。

2曲目エイプリル・イン・パリスのサラ・ボーンも最高です。腰の入ったどっしりとしたサラ・ボーンの歌声を聴くとほんとに元気が出ます。歌に寄り添うクリフォード・ブラウンとハービー・マンも素晴らしい。

 

これぞ元気が出る至極のジャズ名盤の一枚です。

 

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曲目

1. Lullaby Of Birdland
2. April In Paris
3. He's My Guy
4. Jim
5. You're Not The Kind
6. Embraceable You
7. I'm Glad There Is You
8. September Song
9. It's Crazy

 

[Recording1954]

 

演奏メンバー

Sarah Vaughan (vo)
Clifford Brown (tp)
Paul Quinichette (ts)
Herbie Mann (fl)
Hank Jones (p)
Joe Benjamin (b)
Roy Haynes (ds)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

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Quiet Kenny / Kenny Dorham

静かだけど熱く 心動かされます「静なるケニー」


QUIET KENNY

 

邦題は「 静かなるケニー 」です。

"静かなる"とありますが"静か"の中にかなりの熱いものを感じます。話し方は静かだけれど迫力があり説得力があり心動かされるものがあります。ケニー・ドーハムの音は口べたで不器用かもしれませんが、飾り気がない素朴な音がして大好きです。

そしてトミー・フラナガンのピアノがケニー・ドーハムに寄り添い、心地の良いサポートをしているところにも聞き惚れてしまいます。

 

またやはりゴツゴツとしたこれぞジャズの音を聞かせてくれるアート・テイラーも最高です。

 

まさにこのCDこそ元気の出る至極のジャズ名盤の一枚です!

 

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曲目

1. Lotus Blossom
2. My Ideal
3. Blue Friday
4. Alone Together
5. Blue Spring Shuffle
6. I Had The Craziest Dream
7. Old Folks
8. Mack The Knife

 

[ Recording 1959 ]

 

演奏メンバー 

Kenny Dorham (Trumpet)
Tommy Flanagan (Piano)
Paul Chambers (Bass)
Art Taylor (Drum)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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Art Pepper Meets The Rhythm Section / Art Pepper

最強のリズムセクションに気持ちよく乗っかってますアート・ペッパー


Meets the Rhythm Section

 

1950年代のジャズ界は東海岸と西海岸に分かれていました。東海岸はニューヨークを中心とした黒人を中心に活躍したジャズ。西海岸はウエストコーストジャズといわれて白人を中心としたジャズ。

エストコーストのジャズメンで有名なのはチェット・ベイカー(Tp)、ジェリー・マリガン(B.Sax)、ポール・デズモンド(A.Sax)、デイブ・ブルーベック(P) などなど。そしてアート・ペッパーは西海岸ジャズの代表的ジャズメンです。

 

ジャズの世界で "オール・アメリカン・リズム・セクション" といわれていたのがカウント・ベイシー(Piano)、フレディ・グリーン(Guitar)、ウォルター・ペイジ(Bass)、ジョー・ジョーンズのリズム・セクションです。

そして"ニュー・オール・アメリカン・リズム・セクション"といわれたのがこのCDのリズム・セクションであるレッド・ガーランド(Piano )、ポール・チェンバース(Bass ) 、フィリー・ジョー・ジョーンズ( Drum )の3人だそうです。

この3人はマイルス・デイビスのバンドの最強リズム・セクションですが、マイルスが西海岸に遠征ツアーに行った時に知り合ったのではないかと思います。アート・ペッパーはマイルスが西海岸に来て演奏するときには必ず一緒に演奏したそうなので、レコーディングでは初共演ということになっていますがライブではしょっちゅう共演していたのだと思います。

 

さすがにこのリズム・セクションはキレキレでシャープで躍動感ありありで素晴らしいです。その上に乗ってかって気持ち良さそうに吹いているアート・ペッパーもまた最高です。

 

このCDもまた元気の出る至極のジャズ名盤の一枚です。

 

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曲目

1. You’d Be So Nice To Come Home To
2. Red Pepper Blues
3. Imagination
4. Waltz Me Blues
5. Straight Life
6. Jazz Me Blues
7. Tin Tin Deo
8. Star Eyes
9. Birks Works

10. The Man I Love ( bonus track )

 

[ Recording 1957 ]

 

演奏メンバー

Art Pepper (Alt.Sax)
Red Garland (piano)
Paul Chambers (Bass)
Philly Joe Jones (Drum)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします!

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Thelonious Monk Trio / Thelonious Monk

ジャズの高僧セロニアス・モンクの熱い一枚


Thelonious Monk Trio

大好きなモンクの1番大好きなCDです。

モンクの曲や演奏も素晴らしいけれど何と言ってもアート・ブレイキーとのあうんの呼吸が最高です。モンクはどのドラマーともうまくいくという器用なピアニストではないように思いますが、とにかくブレイキーのとの相性はバッチリで緊張感の中にも2人で仲良く談笑しているような絆のようなものを感じます。

マックス・ローチもいいけれど、残念ながらローチはやはり「俺についてこい!」「俺にまかせとけ!」的な印象が残ってしまいます。

 

このCDは最高に元気の出る至極のJAZZ名盤の一枚です!

 

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曲目

1.Blue Monk
2.Just A Gigolo
3.Bemsha Swing
4.Reflections
5.Little Rootie Tootie
6.Sweet And Lovely
7.Bye-Ya
8.Monk’s Dream
9.Trinkle Tinkle
10.These Foolish Things

[ Recording 1952 & 1954 PRESTIGE ]

 

演奏メンバー

Thelonious Monk(Piano)
Percy Heath (Bass)  Track1,2
Gary Mapp (Bass) Track3,4,5,6,7,8
Art Blakey (Drum) Track1,2,5,6,7,8
Max Roach (Drum) Track3,4

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます !

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Clifford Brown & Max Roach/ Clifford Brown & Max Roach

スピードとスリル溢れるクリフォード・ブラウンとマック・ローチの双頭バンドの大傑作

 

トランペットのクリフォード・ブラウンとドラムのマックス・ローチの双頭バンドです。この双頭バンドのCDはどれもいいんだけど私はこのCDが1番好きです。

とにかくマックス・ローチのスピード感が素晴らしいく、息をもつかさないアクション映画を観ているみたいに惹きつけられてしましす。

そしてクリフォード・ブラウンの暖かくて豪快でもありまた繊細でもあるトランペットがもう最高です。

この2人のコンビネーションは素晴らしく、ほんとうにお互いリスペクトし合っていたんだろうと感じます。

 

クリフォード・ブラウンは25歳の若さで交通事故で亡くなってしまいますが、その時のマックス・ローチの落胆ぶりは相当ひどかったみたいでしばらくは復帰できなかったそうです。

 

このCDは最高に元気の出る至極のジャズCDの一枚です。

 

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曲目

1. Delilah
2. Parisian Thoroughfare
3. Daahoud
4. Joy Spring
5. Jordu
6. The Blues Walk
7. What Am I Here For?
8. These Foolish Things
9. The Blues Walk (alternative take)
10. Daahoud (alternative take)
11. Joy Spring (alternative take)

 

[ Recording 1957 ]

 

演奏メンバー

Clifford Brown (tp)

Harold Land (ts)

Richie Powell (p)

George Morrow (b)

Max Roach (ds)

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

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Alone Together/ Jim Hall - Ron Carter Duo

濃密な音を紡ぐジム・ホールロン・カーターの至極のデュオアルバム


デュオ~アローン・トゥゲザー

ニューヨークにあるプレイボーイクラブでのライブ録音です。

ジム・ホールロン・カーターのそれはそれは濃密な演奏です。

ギターとベースの2人だけでこんなにも多彩な音が創り出されるのかと思うと何とも言えない感動を覚えます。きらびやかな絵画が色を変え形を変えて目の前に次から次へと現れるような素晴らしいデュオです。

1番のお気に入りは2曲目でタイトルにもなっているAlone Togetherです。テーマをロン・カーターが弾いていますがこれが素晴らしい!

そして3曲目のReceipt, Pleaseはジムホール作の曲ですが、テーマを2人で演奏していてこのアレンジがまたかっこいい。

5曲目のSoftly, As In A Morning Sunriseではテーマが終わってすぐ2人の4バースが延々と続きます。

何と呼吸ピッタリの濃密なデュオ。

 

まさに元気の出る珠玉のジャズ名盤です。

 

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演奏曲目

1. St. Thomas
2. Alone Together
3. Receipt, Please
4. I'll Remember April
5. Softly, As In A Morning Sunrise
6. Whose Blues
7. Prelude To A Kiss
8. Autumn Leaves

 

[Recording 1972 PLAYBOY CLUB ]

 

演奏メンバー

Jim Hall (Gt)

Ron Carter (Bass)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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A Night At The Village Vanguard Vol.1 / Sonny Rollins

ヴィレッジ・ヴァンガードでくりひろげられた緊張感溢れるライブ録音、ソニー・ロリンズ


コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1

 

邦題は「ヴィレッジ・ヴァンガードの夜 Vol.1」

ジャズクラブ「ヴィレッジ・バンガード」でのライブ録音です。

1曲目のNight in Tunisiaだけが昼の部での演奏であとは夜の部での録音です。なのでメンバーが違います。

素晴らしい!ソニー・ロリンズ、アドリブが止めどもなく溢れ出て止まりません。ピアノレスというこもあって緊張感ある空間が臨場感をかもし出しています。

ベースのウィルバー・ウェアーの図太い音とメロデックな音使い。アグレッシブ溢れるドラムのエルビン・ジョーンズのリズムもソロも最高です。

まさに元気の出るジャズ至極の1枚です!

 

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曲目

1.Night in Tunisia

2.I've Got You Under My Skin

3.Night in Tunisia

4.Softly, As in a Morning Sunrise

5.Four

6.Introduction

7.Woody 'N You

8.Introduction

9.Old Devil Moon

 

[Recording  1957.11.3 Blue Note]

 

演奏メンバー

*Track 1

Sonny Rollins(T.sax)

Donald Bailey (Bass)

Pete La Roca (Drum)

 

*Track 2〜9

Sonny Rollins(T.sax)

Wilbur Ware (Bass)

Elvin Jones (Drum)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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